0737-52-6152
  • 診療時間/9:00~12:00 16:30~19:00
  • 休診日/土曜午後・日曜・祝日

GUIDE

安心していただける
診療を行っています

当院では、「安心・信頼・親しみやすさ」をコンセプトに、飼い主様の笑顔とペットの健康のために、全力でサポートと治療を行ってまいります。
診療にあたって飼い主様とコミュニケーションをしっかり取り、十分にご理解いただいた上で検査・治療を行うことを心がけております。
なるべく多くの選択肢を提示させていただき、それぞれのメリット・デメリットをお話ししながら方針を決めていくようにしています。

こんな症状はありませんか

ペットに以下のような症状が見られたら、それは体に何らかの異常があるサインかもしれません。すぐに当院までご相談ください。

    • 頻繁に手や足を上げる
    • 腰がふらついて立ちづらそうにしている
    • 少しずつ痩せてきている気がする
    • おしっこが出づらそうにしている
    • よく咳が出る
    • かゆそうにしている
    • よく毛が抜けるようになってきた
    • 耳のあたりが黄色くなってきた
    • 食べたものを吐いてしまう・食欲がない・よくえづく
    • しこりのようなものができている

各種予防

  • ワクチン接種

    ワクチンは接種する動物だけでなく、周囲の動物も守るための大切な処置です。正しく知って予防に励みましょう。
    過去の予防接種で体調を崩したことがある場合、現在何らかの治療を受けている場合は必ず申し出てください。

  • 狂犬病予防接種

    狂犬病とは

    狂犬病を発症した犬は、ほぼすべての症例で死に至りますし、ヒトや猫にも感染するので予防は必須です。
    海外では狂犬病の被害は多数見られますが、日本は狂犬病の一掃に成功している、世界でも少ない国です。

    予防接種が必要な理由

    現状は日本で狂犬病の発症例は見られませんが、今後出ないとは言い切れません。グローバル化が進む昨今では、海外から狂犬病ウイルスが侵入する可能性は否定できないからです。
    そのため、国は狂犬病予防法を制定して、犬を飼っている方に年に一回の予防接種と届け出を義務化しています。予防接種を受けて、狂犬病の脅威から社会や大切なペットを守りましょう。

  • 犬・猫の混合ワクチン

    混合ワクチンとは

    混合ワクチンは狂犬病ワクチンのように義務化はされていませんが、複数の病気を予防できるので、当院としては接種されることを推奨します。

    混合ワクチン接種のタイミング

    混合ワクチンは時期や状況で接種の仕方が変わります。多くは1年目に月当たり2~4回摂取し、2年目以降は1年毎に1回程度の接種をします。飼育の環境や健康状態などで適切な時期は変わりますし、抗体化検査を合わせれば摂取する回数を減らすこともできます。わかりにくいと思う方は、当院に遠慮なくお尋ねください。

    予防できる病気
      • ジステンパーウイルス感染症
      • パルボウイルス感染症
      • アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)
      • アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
      • パラインフルエンザウイルス感染症
      • コロナウイルス感染症
      • レプトスピラ感染症
      • 猫ウイルス性鼻気管炎
      • 猫カリシウイルス感染症
      • 猫汎白血球減少症
      • 猫白血病ウイルス感染症
      • 猫クラミジア感染症
      • 猫免疫不全ウイルス感染症
  • 虫の病気の予防

    犬のフィラリア症

    フィラリア症について

    フィラリア症は、蚊に血を吸われることによって犬糸状虫(フィラリア)が体内に侵入して体内に寄生することで発症します。蚊が媒介するので温かい時期に感染することが多いので、予防薬の投与にも適切な時期があります。もし寄生されている状態で薬を投与すると犬の生命に関わるケースもあるため、投与前に検査を受けることが大切です。
    発症すると心臓の動きが悪くなり、血液の循環が低下します。そのため疲れやすくなって運動や散歩を嫌がるようになります。また、平常時とは違う咳が出たり、腹水貯留によっておなかが腫れたりすることもあります。ほかにも呼吸困難や貧血を起こすことがありますし、血の色素が混ざって非常に濃い色の尿が出る場合もあります。

    予防法

    フィラリア症を予防する薬には、錠剤や食事・おやつとして食べるタイプのほかに首筋に滴下するスポットタイプなど、いくつかの種類があります。

    治療法

    治療では外科的なものと内科的な方法があります。
    内科的には投薬によって寄生する犬糸状虫の駆除を行いますが、犬糸状虫の成虫を駆除するには数年間かかることもあります。その間に犬自身が体調を崩すことや、犬糸状虫の死骸が血管内に詰まって命にかかわることも少なくありません。
    外科的には心臓に寄生する犬糸状虫を物理的に取り出す方法がありますが、この処置も生命のリスクを伴います。
    また、犬糸状虫が繁殖に関連するボルバキアという微生物を、抗生剤を使って犬の体内から減らす治療を併用することが一般的です。犬糸状虫が増え続ける限り治癒は難しいからです。さらに、心不全を起こしていれば心臓の薬や利尿薬も必要となります。
    このようにフィラリア症の治療は簡単なものではなく、非常にリスクが高い病気なので、治療しなくて済むようにまずは予防を徹底しましょう。

  • 猫のフィラリア症

    フィラリア症について

    フィラリア症は犬の病気というイメージが強いかもしれませんが、猫にも感染・発症することが分かっています。
    猫がフィラリア症を発症すると、最初は食欲や活発さが低下する状態が見られますが、突然死や呼吸困難に至ることもありますから日々の注意が必要です。これは肺や心臓の血管が閉塞することや、猫自身の免疫反応による炎症、犬糸状虫の死骸が血管内で詰まることなどが原因と考えられています。
    さらに、上記のような急性的な状態を乗り越えても、肺の組織に受けたダメージは治癒できないので、呼吸器系のトラブルが慢性化することもあります。
    猫は犬よりも診断が難しく、フィラリアが原因の症状でも気管支炎や喘息などと間違えられることも少なくありません。犬と同様に命にかかわりますし、助かっても身体に大きなダメージを受けますから、発症しないようにしっかりと予防に取り組みましょう。

    予防法

    フィラリア症を予防する薬には、錠剤や食事・おやつとして食べるタイプのほかに首筋に滴下するスポットタイプなど、いくつかの種類があります。

    治療法

    フィラリア症の治療は心臓に寄生する犬糸状虫の駆除と、症状の緩和が必要です。症状の緩和については気管支拡張薬や抗炎症薬の投与、酸素吸入などが一般的です。ただし、猫のフィラリア症の診断は難しく、無症状から急変して死に至る可能性もあります。
    治療の難しさに反して予防は簡単なので、しっかりと予防して感染・発症を防ぎましょう。

  • ノミ・マダニの予防

    ノミやマダニは吸血するだけでなく、かゆみを起こしますし、伝染病を媒介することもありますから、しっかり駆虫しましょう。予防薬には滴下タイプや錠剤、食べ物としてとるものなどがあります。

    ノミ

    ノミに寄生された場合、血を吸われることによる貧血や、ノミの体液に由来するアレルギー、皮膚炎やかゆみなどの症状がみられます。ノミは20~30℃程度の温度を好み、夏から秋の終わりにかけて繁殖します。メスは毎日20~50もの卵を産みますから、適切な予防をしないとすぐに増殖します。
    室内飼いの場合油断する人も多いですが、ノミは人間の衣服について屋内に侵入することもあるので、しっかり予防を行いましょう。

    マダニ

    マダニは動物の皮膚に張り付いて血を吸う特性を持っています。一匹は小さくてもマダニが多数取り付いて吸血されると貧血を起こす場合があります。
    マダニが血を吸うときは唾液が動物の体内に入り込み、アレルギーの原因となる例も多いですし、皮膚炎を起こすこともあります。
    注意しなければならないのは、マダニ自体による被害だけでなく、マダニが媒介するさまざまな病気です。マダニが運ぶ病気で知られているものにはライム病やバベシア病、日本紅斑熱などがあり、動物だけでなく人間が発症する病気もあります。

    ノミ・マダニを見つけたときは

    ノミやマダニが動物についているのを見つけたら、自分で取ろうとせず当院にお越しください。マダニは無理に取ると動物の皮膚を傷つけたり、病原体が動物に感染する可能性があります。また、ノミは多数生息している可能性があり、一般の方がすべて取りつくすのは困難です。
    ノミは少しでも残れば卵を産んで増殖しますから、駆虫薬を使って除去しましょう。

各種検査

  • 当院は「何かあればすぐ検査」という姿勢ではなく、適切なケースでのみ検査を行うことを方針としています。検査は動物の心身にストレスをかける場合がありますし、飼い主様にとっては費用負担の心配もあるからです。
    まずはカウンセリングをしっかり行うこと、知識と経験を持った獣医師が、触診などを含む丁寧な診察を行うことなどで状況を把握することが第一です。そのうえで必要があればレントゲンや血液検査を行うことで、飼い主様にも動物にも最小限の負担で適切な治療を提供することができます。

  • 臨床検査

    動物の臨床検査には、動物そのものを対象とする体温や心拍数、心音や内視鏡検査などと、動物から血液や尿などを採取して行うものがあります。
    当院では「まずは検査」という姿勢ではなく、症状を踏まえて飼い主様と相談したうえで、体調不良の原因を究明するために必要な検査を行っています。

  • 血液検査

    血液検査では血糖値や栄養の状況、ホルモンの異常や貧血の度合い、炎症反応や肝機能、さらに腎機能などのデータを得ることができます。

  • レントゲン検査

    レントゲン写真では骨の異常や体内の異物、心臓や肺の状態、その他の臓器に異常がないかなどの情報が得られます。
    当院はデジタルタイプのレントゲン撮影システムを導入しており、鮮明な画像を得られるので診断の精度向上に役立っています。

  • 超音波検査

    超音波検査はエコーとも呼ばれています。心臓や子宮、肝臓や前立腺、腎臓や膀胱、脾臓や副腎など内臓の断面画像を見ることや、腹部のしこりなどを確認する際に有効です。超音波を使うことで動物に痛みを与えずに検査ができるメリットがあります。

  • 細胞診検査

    体にしこりがある場合に、採取した細胞を顕微鏡で細かく状態を確認し、原因を究明します。